撮影日記


2007年12月18日(水) 天気:晴ときどき曇

吉祥草,咲いてます

昨年(2006年11月19日の日記を参照)購入したキチジョウソウ(吉祥草)が咲いた。

これは日本(本州南部)等に古くからある植物である。花の時期はおおむね秋(9月〜10月)ごろとされている。実際,これは開花している状態のものを11月初旬に購入したものであるから,実際にその時期に咲くものであることはたしかなようだ。
 キチジョウソウは,どちらかというと日陰の湿ったところを好むという。寒さにはかなり強いらしいが,直射日光や暑さにはあまり強くないらしい。この夏はとくに(秋になっても)暑かったことや,鉢を置く場所を十分に日陰にすることができなかったせいか,葉の痛みも激しくなり,11月にはいっても花を咲かせる兆しはみられなかった。ようやく花芽らしきものが姿をあらわしてきたのは,11月も後半になって,急に寒さが身にしみるようになってきたころである。それからも,開花の進行はけっして早くない。下の方からようやく2つ,3つと開花している程度である。もともと,開花の進行がゆっくりしているものなのか,急に寒くなったために進行が遅くなっているのか,それはわからない。ともあれ,咲いたのだからそれでいい。

ところで,この花が咲くと,その家によいことがもたらされるという。吉祥草という名称は,そこからつけられたものだ。「花が咲く」ことと吉事が結びつけられる場合,「その花は何年に一度しか咲かない」とか「咲かせるのが難しい」とかの,厳しい条件がともなうのではないだろうか。この花が好む,日陰の湿ったところをつくるのは,広大な庭でもなければ,容易ではないように思う。とくに,うちは夏の日当たりがたいへん良好である。そんなこの花に厳しい環境に放置したにもかかわらず,ちゃんと咲いてくれた。ということは,もしかしたら,この花を咲かせることは,さほどむずかしいことではないのかもしれない。そうだとすれば,咲いたことのありがたみも薄れるというものだが・・・・
 ・・・そんなことは気にせず,時期的に遅いとはいえ,キチジョウソウが咲いたのだから,今年もきっとよいことがあるに相違ない!と,そう信じることにする。
 とかなんとか言ったところで,今年ももう残りわずかではないか・・・・。


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