撮影日記


2017年11月01日(水) 天気:はれ

落ち葉の季節はじまる

また1枚,カレンダーをめくった。月めくりのタイプならあと2枚あるが,2箇月タイプのものであれば最後の1枚になる。
 カレンダーが1枚,少なくなっていくのにあわせるかのように,木々の葉もまた1枚,また1枚と,その数を少なくしている。
 残った葉も色を変えはじめ,地面も色とりどりに飾られるようになってきた。とはいえ,葉が落ちるようになってから,まだ,それほど日が経っていない。地面に落ちた葉の量は少なく,地面が落ち葉で埋め尽くされているような状況ではない。枯れてしまった葉が目立たず,まだフレッシュな落ち葉が多い。

Kodak DCS Pro 14n, AF-S VR Zoom-NIKKOR 24-120mm F3.5-5.6G IF-ED

それでも,川沿いの木々はみな,紅葉がはじまっている。この道を歩くときは,上下左右,紅葉に包みこまれている。

Kodak DCS Pro 14n, AF-S VR Zoom-NIKKOR 24-120mm F3.5-5.6G IF-ED

風はやや冷たいが,日ざしはあたたかい。強い日ざしは,地面に明瞭な影を描く。

Kodak DCS Pro 14n, AF-S VR Zoom-NIKKOR 24-120mm F3.5-5.6G IF-ED

振り向けば,自分自身の姿がシルエットとなって,地面に描かれている。太いストラップのついたカメラをもっていることが,よくわかる。どうせなら,カメラをもっていることがわからないようなシルエットをつくりたい。

Kodak DCS Pro 14n, AF-S VR Zoom-NIKKOR 24-120mm F3.5-5.6G IF-ED

最近,一面の落ち葉のうえに撮影者自身の影が写っている写真を見た。
 私は,セルフポートレイトを撮るような趣味はない。いや,他人のポートレイトを撮る経験も,他人に撮ってもらう経験も,ほとんどない。しかし,他人の写真を見て,そのマネをしたくなることはある。
 カメラをもっていることがわからないように撮るには,自分のシルエットからはみださない,ごく小さなカメラがよい。そして,ファインダーを覗く必要のないカメラがよい。

Kodak DCS Pro 14n, AF-S VR Zoom-NIKKOR 24-120mm F3.5-5.6G IF-ED

そのようなカメラは,スマートフォンだったり,コンパクトディジタルカメラだったりするだろう。液晶モニタの角度を変えられるようなカメラだと,なお好都合だ。
 少なくとも,Kodak DCS Pro 14nでは難しい。いろいろ体の向きを変え,カメラの向きを変えながら,ファインダーを覗かずに何カットも撮っていたら,思ったよりも時間を使ってしまっていた。

セルフポートレイトならぬ,セルフシルエット撮影は,思ったよりも楽しいのである。


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