常清滝の四季

 常清滝は平成2年4月に「日本の滝100選」に選ばれた滝で,126mという高さを誇っている。この滝は3段にわかれており,上段は「荒波(36m)」,中段は「白糸(69m)」,下段は「玉水(21m)」と名づけられている。また,冬季には凍りつくことでもよく知られている。
 落差が126mもありながら,滝壺がほとんど発達していないことは,常清滝の大きな特徴の1つである。また,滝より上流の流域は極めて狭いため,ふだんの水量は多く感じられない。そのかわり,ひとたび大雨が降るとたちどころに水量を増したり,強い寒波がくると凍結するなど,その表情は多彩に変化する。そこが,この滝の最大の魅力と言えるだろう。
 この滝は,「芸藩通史」でも「常青瀑(じょうせいたき)」として紹介されているように,古くからもよく知られた滝である。

常清滝へのアクセス

 最寄りの公共交通機関としては,JR三江線作木口駅が利用できる(駅から常清滝までおよそ2km)。三次からの列車は1日5往復だが,2012年10月1日から2012年12月31日まで,バスによる試験増便がおこなわれており,1日9往復になっている。 →JR西日本プレスリリース
 鉄道のほかには,三次から羽須美・伊賀和志方面へ備北交通のバス路線も作木を通るので利用可能だが,平日および土曜日で1日3往復,日曜・祝日は1往復しか運転されない。 →備北交通時刻表
 どちらにしても,利用にはかなりの計画性が必要になる(2012年11月01日現在)。

 広島市内方面からマイカーを利用して訪れる場合は,三次から国道54号線を松江方面に向い,布野を過ぎてから「作木分かれ」で便坂トンネルのある新しい県道62号線へ入るルートが一般的であろう。(「作木分かれ」より三次寄りの「便坂口」から入る県道62号線は,旧道である。)
 広島市内方面からだと,国道54号線の「高田消防署前」から県道6号線,高北広域農道を経て,式敷から国道375号線を通るルートの方がやや近く,交通信号も少ないので,個人的にはこのルートが走りやすいと感じている。また,式敷から作木にかけての国道375号線の改良もすすんでいる。

※公共交通機関を利用される際には,運転日・運転時刻等をご確認ください。



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