ニッコール300mm F4.5

製品に
ついて
HOPのkotani氏から持ち込まれたレンズである。1975年3月に発売された,ニッコール超望遠レンズで,5群6枚構成の全群繰り出し式。Ai化される直前の製品であるが,光学系はその前後の製品と変わらない。EDガラスを使用しない廉価版として位置づけられている。
故障個所 残念なことに,レンズにかなりのカビが生じている。カビが生じているのは,最後玉の後側表面と,4枚目レンズの後側表面。
清掃 1 最後玉の後側表面のカビは,レンズクリーナーをつけた綿棒で軽く拭くと,きれいにとれた。跡もほとんどわからない。
鏡胴の
 分解1
 次に,4枚目レンズの清掃にチャレンジである。
 鏡胴に小さなネジがある。これは鏡胴を固定するネジである。鏡胴はいくつかの金属筒をネジ込んで連結したものであり,これをゆるめることで,鏡胴を2つにわけることができる。
鏡胴の
 分解2
 組み込みフードの下に,さらに小さなネジがある。これをゆるめることで,さらに鏡胴をはずすことができる。
清掃 2  このようにして,中央部のレンズ群を取り出すことができた。表面についたカビを,レンズクリーナー液をつけた綿棒で拭くが,ここはかなりガラス自身が侵食されており,跡が残ってしまった。
教訓  やはり,カビが生じてしまったレンズは,完全には元に戻らないようである。しかし,ここまで洗っておけば,十分に使用できるし,また,これ以上悪化することはないだろう。このレンズはEDガラスを使用していないが,ズームレンズと違い,少ない枚数のレンズにより構成されたレンズによる描写は悪くない。また,大きくて重いが,その分,カッコイイのだ。
by ジャンク大帝「オレ」/機材提供 kotani氏

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