返信 2 ゼットン
投稿日 7/20(火) 16:54:28
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さて、スペーサーというのは、ユニバーサルプレス専用アクセサリーです。
前述の通り、接写の場合、アオリ板を引き出して撮影倍率を上げることも出来るわけですが、ユニバーサルには、アオリがありません。
そこで、ボディ長を延長するために、スペーサーセットが供給されました。
スペーサーNo.2は、スーパー23のアオリ板を最大に引き出したのと同じ長さになっています。
No.1のほうは、No.2よりも長いのですが、倍というわけではありません。
測ってみると、なにやら中途半端な長さです。(過去ログのどっかで取り上げたことがあるのですが・・・。暇があったら、探して下さい。)
これは、実は、75mmを付けた時に、簡単に等倍が出るように考えて、長さが決められているようです。
余談ですが、ユニバーサル以降のアクセサリーに、等倍複写台というのがあります。
これは、4本足の台座なのですが、足の長さが、あらかじめ75mm+スペーサーNo.1をつけて等倍が得られる長さ(撮影距離)になっています。
どういう需要があって、等倍撮影専用アクセサリーが供給されたのか分かりませんが、何か必要な分野があったのでしょうね。
100mmを使う場合、No.1とNo.2を組み合わせれば、等倍になりますが、127mmでは、等倍までの拡大は出来ません。
また、No.2では短すぎるが、No.1では長すぎるなど、帯に短し襷に長しで、スペーサーだけで接写をしようと思うと、希望の倍率が得られなかったりします。
そういう意味では、ユニバーサルで接写をする場合、まず中間リングを使った方がいいでしょう。
そして、それでも倍率が低い、あるいは、リングを延長しすぎて周辺がケラレてきたなどという場合に、スペーサーを組み合わせるのがいいと思います。 |