返信 12 れんずまにあ
投稿日 8/20(水) 23:57:46
削除
マミヤの150はもっちょりませんが蓮根の代表イマゴンは、120mmと150mmの2枚あります。
kanさんの仰るとおりこの系統のレンズそのものは周辺ほど収差が大きい設計になっちょります。
いくつか蓮根絞りが付属していて、明るさを示すのはFナンバーではなく、Hナンバー(意味するところは同じですが周辺の小穴を含めた明るさなので直径では表示できない)です。
中心に大きめの穴があり、ここを通る光は比較的芯がある画像を形成し、周辺の小穴を通る光がフレアとなります。大まかな露出は中心で決定し、周辺の穴を通る光の比率をどこまで増やすかでフレア量を加減します。
つまり周辺の小穴を全部塞いでしまえば、芯だけになります。
(もちろん中心の穴が大きければそれなりにソフトで、小さいほど芯が強くなる)
逆に中心を塞ぐ(元々の機構には付属してませんが、黒い紙で覆うなどすれば)とフレアだけに。タンバールみたいですね。ただドーナツボケを覚悟しないと...
蓮根絞りをとっぱらうと、かなり明るくなりすぎて1/400シャッターで対処できないかもしれません。まあ出来たとして、周辺が素通しになるため、ふわふわの画面になります。
周辺の小穴が開いた状態で背景に点光源があるとボケがものすごいことになります。
光源がなくても決してボケが綺麗な結果になりません。
基本的には背景はスタジオの背景紙のランダムパターンで、焦点面のソフトネスを調節するレンズなのです。つまり野外で使うのは相当背景を整理しないと難しいという、まあ理論です。
虹彩絞りが有れば、或る程度ボケ味を良く保って露光コントロールとフレア制御が可能でしょうが、あるかどうか知りません。
周辺蓮根を使わず、中心の穴だけ使えばいいのかな。
面白いと思いますよ。癖ありすぎですが。 |