撮影日記


2026年01月11日(日) 天気:雪のち曇 夕方からまた雪

撮り初めはExakta用Biotar 58mm F2

この年末年始はなにかと忙しく,ようやく今日,今年の撮り初めができる状況になった。昨年末に入手したもののなかなか機会をつくれなかった,ライカMマウントカメラでExakta用レンズを使うためのマウントアダプタに,出番を与えることにしよう。
 Exaktaのボディには,絞りを制御する機構はない。シャッターレリーズの動作と,レンズの絞りの動作は完全に独立したものになっている。しかし,レンズ側の機構で自動絞りが実現されている。レンズから突き出したボタンがあり,これを押しこむとボディ前面にあるシャッターレリーズボタンが押しこまれる。これによって,絞りの動作とボディのシャッターとを連動させている。

Exakta用レンズの自動絞りの機構は,大きく2種類ある。
 1つは,完全な自動絞りである。この場合,レンズはつねに開放の状態になっていて,レンズのボタンを押しこむと,絞りリングで設定したところまで絞られる。そのまま押しこんでいくと,シャッターが動作する。ボタンから手を離すと,レンズは開放に戻る。

もう1つは,半自動絞りである。レンズ下部のレバーを動かすと,レンズを開放の状態にできる。この状態で,レンズのボタンを押しこむと絞られて,さらにシャッターが動作する。この動作は完全な自動絞りのレンズと同じであるが,ボタンから手を離してもレンズは開放に戻らない。

Exaktaのボディで撮影をする場合は,当然ながら,完全な自動絞りのレンズのほうが便利である。しかし,マウントアダプタを使ってSONY α7で使う場合は,そうではない。レンズのボタンと,カメラボディのシャッターレリーズボタンとを連動する術がまったくないため,レンズのボタンから手を離すと開放に戻る完全な自動絞りのレンズよりは,つぎにレバーでセットするまで開放に戻らない,半自動絞りのレンズのほうが扱いやすいのである。むしろ自動絞りの機構がまったくない,普通絞りのレンズや,プリセット絞りのレンズのほうが都合がよい。

今日は,Exakta用のBiotar 58mm F2を使う。SONY α7にマウントアダプタで装着して使うのに好都合な,半自動絞りのレンズである。

今日から明日にかけて,中国地方山陽側の低地でも,大雪になることが予想されている。朝から,雪だけではなく風も強い。昨年末から各地では,山火事も多く報じられている。
 今日は「とんど」が予定されているが,大雪はともかく,強風は実施に大きな影響を与えるのではないだろうか…などという心配の必要はなかった。とんどが始まる時刻が近づくと,雪の勢いも風も,やや弱くなってきた。「とんど」は,1月15日ころの小正月に,正月飾りなどを焚く行事である。おおむね,1月の第2月曜日「成人の日」を含んだ3連休のときにおこなわれるところが多いようだ。太い竹で櫓を組み,そこに焚き上げるものを積み重ねて,点火する。集まっている人のようすをうかがうと,スマートフォンでムービーを撮っているように思われる人の姿がある一方で,デジタル一眼レフカメラらしきものをもって,いろいろなものにレンズを向けている人の姿もある。こういう,風物詩的なものは,いつの時代もかっこうの被写体になりうるのであろう。

SONY α7, Biotar 58mm F2

はじめは高くあがっていた炎も,じきに積み重ねていたものが焼け落ちて低くなる。安全のためには,あまり高くあがらないほうがよいのかもしれない。そこからは,持ち込まれていた大量のダルマや破魔矢などの縁起物が,つぎつぎに炎のなかに投入されていく。

SONY α7, Biotar 58mm F2

ダルマは,手のひらに乗りそうなものから,一抱えする必要のありそうなものまで,さまざまなサイズのものが投入される。そして,大量の破魔矢は,このご近所にもこれを求める人がたくさんおられることを教えてくれる。近所の人がもってきたものや,神社に奉納されていたものなどは,大量に積み上げられていて,焚き上げられる順番を待っている状態になっている。絵馬だけでもダンボール箱にいくつもあって,これもつぎつぎに焚きあげられていく。さらには,大きな神棚も焚きあげられるようである。さすがに,あまりに大きなものは少しは崩されてから投入されていくようだが。

SONY α7, Biotar 58mm F2

Exakta用のBiotar 58mm F2は,少し絞っていればクセも目立たず,期待通りのシャープで立体感のある画像が得られる。SONY α7との相性も,悪くないようだ。半自動絞りという機構も,想定通りで使い勝手が悪いものではない。


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