2026年02月06日(金) 天気:晴
とりあえずFTZ IIを確保しよう
さまざまな事情があって,今月中にNikon Z5を買うことになった。これまで長く,いろいろなニコンFマウントの一眼レフカメラを使ってきたが,いわゆる「ミラーレス」カメラであるニコンZシリーズに手を出すのは,これがはじめてのこととなる。そこにまた事情があって、Nikon Z5はレンズなどとは別に,本体だけを買う形にしなければならない。とはいえカメラ本体を買ったなら,動作の確認も兼ねてすぐに撮ってみたくなるものである。そのため,Nikon Z5本体の購入に先立って,まずはレンズを揃えておかなければならない。
ニコンZシリーズは,2018年7月に発売がはじまった。Zシリーズ用として,評価の高いレンズが数多くラインアップされている。しかし,評価の高いものはそれなりに高価である。また,同じスペックのものでもあたらしいレンズほど性能が高いことは期待できるが,すでに使っているものと似たようなスペックのレンズを入手するのもつまらない。ふだんから使うようなレンズは,ニコンFマウント用のレンズとしてすでにある程度は確保してしまっているわけである。だから,それらを有効に活用できるようにすることがなにより望ましいことになる。
そこでまず入手することにしたのがニコン純正のマウントアダプタ「FTZ II」である。旧型の「FTZ」は,ニコンZシリーズで最初に発売されたカメラ,Nikon Z7と同時に2018年9月に発売されている(*1)。そして後継モデルの「FTZ II」は,2021年12月に発売されている(*2)。
これらは,ニコンZシリーズのカメラで,ニコンFマウントのレンズを使うためのものである。Nikon Z7とともに発売されたレンズは24mm-70mm F4のズームレンズと35mm F1.8の単焦点レンズだけだったので,旧来のFマウントレンズを使うための手段がどうしても必要だったということである。これは,ニコンがはじめてオートフォーカス一眼レフカメラNikon F-501AFを発売したときの状況にも似ている。そのときは,旧来からのマニュアルフォーカスのレンズでオートフォーカス撮影をするためのAFテレコンバータというオプション品が用意された。
「FTZ」という名称は,F to Zの意味,FマウントレンズをZマウントボディにつなぐという意味であると容易にわかる。
このマウントアダプタを使うことで,AF-Sタイプなどピントリングを駆動させるモーターを内蔵したレンズであれば,オートフォーカスについても露出モードについても,機能をほぼフルに使うことができる。Aiタイプのレンズであっても,絞り優先AEは使えるようになっており,従来の中級機以上の一眼レフカメラとほぼ同等の機能が確保されている。カメラボディ側に内蔵したモーターでピントリングを駆動させるタイプのレンズでは,オートフォーカスが使えない。マウントアダプタにそのためのモーターが内蔵されていないわけで,残念だがしかたない。
この「FTZ II」は,「ヨドバシ.com」から新品を取りよせたものである。中古品でもよいかと思ったのだが,「カメラのキタムラ」など購入しやすいところでは,手ごろなものを見つけることができなかった。旧モデルの「FTZ」であれば比較的安価に,そしてたくさん売られている。機能面では「FTZ II」とかわらないようだが,三脚座がついているぶん大きく扱いにくいという評価が見られる。「FTZ II」の中古品がまったくなく「FTZ」の中古品があふれているというのは,「FTZ」がいかに使いにくいかということを物語っていそうであるから,とりあえずは避けておくことにした。ただ,将来的にもっと安価に「FTZ」を入手できるなら,なんらかの改造のベースに使うことを考えるかもしれない。
ともあれこのマウントアダプタ「FTZ II」を使うことによって近いうちに購入する予定のNikon Z5で,AF-S VR Zoom-NIKKOR 24-120mm F3.5-5.6G IF-EDを使えるようになるはずなのである。このレンズは個人的に,「とりあえずこのレンズがあれば,なんにでも対応できる」と考えているものであるから,まずはこれをフル機能で使えるようにしておきたいわけである。そして今後も,TAMRON SP 90mm F2.5 (52B)など,以前からよく使っている定評あるレンズは,Nikon Z5でも引き続き使っていきたい。
交換レンズやマウントアダプタなどの入手をきっかけに,それまで入手していなかったタイプのカメラを買ってしまうことは,よく見られる現象である。そのような状況は,「マウントアダプタからカメラが生えた」と表現されることが多い。ただ今回は,「マウントアダプタからカメラが生えた」というわけではない。本来,同時に入手すべきカメラとマウントアダプタであるが,いろいろな事情があって別々に入手するという形をとる必要があっただけである。
*1 マウントアダプター FTZ (株式会社ニコン)
→https://nij.nikon.com/products/lineup/accessory/body/ftz/
*2 マウントアダプター FTZ II (株式会社ニコン)
→https://nij.nikon.com/products/lineup/accessory/body/ftz_2/
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