撮影日記


2016年04月05日(火) 天気:晴のち曇

「シノゴの日」にサクラが残った

毎年4月5日は「シノゴの日」である,と勝手に提唱したのは,2010年のことだった(2010年4月1日の日記を参照)。毎年のようにフィルムや印画紙の銘柄が減る一方で,それらの販売価格や現像代などは上昇傾向にある。以前ほどは気軽にフィルムでの撮影ができなくなったと言えるわけだが,「○○の日」くらいはフィルムを使った撮影をおこなうようにしたい。
 広島では,うまくいけば「シノゴの日」のころに,ちょうどサクラが満開となるので,ちょうどよい。今年もちょうどこの週末が,ほぼ満開の状態であった。しかも,天気予報は,今日は晴れになることを期待させるものであった。しかし,昨日は朝方まで雨。そして,昨夜も雨。満開の後に雨が降ると,一気にサクラが散ってしまう懸念がある。この雨に耐えて,サクラの花は残っているだろうか?

FUJI FinePix S2Pro, AF-S VR Zoom-NIKKOR 24-120mm F3.5-5.6G IF-ED

まだまだ,じゅうぶんに満開である。
 「楠木の大雁木」を対岸から眺めれば,朝はちょうど順光になって撮りやすい。そして,川沿いに桜並木が続いていることがよくわかる。パノラマ写真をつくると,そのようすがよくわかる。

FUJI FinePix S2Pro, AF-S VR Zoom-NIKKOR 24-120mm F3.5-5.6G IF-ED (8枚合成)

 サクラの花も,光線も,とても撮りやすい状態である。「シノゴの日」を,実行することにしよう。フィルムホルダに入っていたのは,少々古いフィルムだが,この機会に消費してしまうことにする。
 まずは,「楠木の大雁木」を対岸から撮ることにする。以前は,三篠橋の下付近から「楠木の大雁木」に向かって,川に浮かぶ船を入れて撮るようにした(2013年4月5日の日記を参照)。今回はもっと,「楠木の大雁木」の正面から撮ることにした。

つぎは,「楠木の大雁木」へ移動。先日みつけた,「ぐるぐる渦巻いているサクラのトンネル」(2016年4月1日の日記を参照)を4×5判で撮ることにした。

平日の朝は,あまり時間に余裕がないので,「シノゴの日」はここまでにする。
 TACHIHARA Fielstand45とレンズ1本くらいなら,小型のカメラバッグにもじゅうぶんに収納できる。今日のような穏やかな日であれば,三脚はスリック・マスターでも問題ない。撮影機材がお手軽にまとまるので,わずかなすきま時間を利用してでも,「シノゴの日」を楽しめるのである。そしてなによりも,身近な場所に撮影対象を確保しておくことがたいせつである。

後日談:シノゴフィルムの保管があまりに悪かったようで,まともな像が写っておりませんでした(^^;


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