撮影日記


2017年04月07日(金) 天気:雨

雨とチューリップ

天気予報のとおり,今日は雨。サクラがどうなるか気がかりであったが,まだ満開になっていなかったようで,あまり花びらが落ちていない。来週になっても,まだしばらくはサクラを楽しめるだろう。

サクラの開花にあわせるかのように,チューリップもつぎつぎに開花する。「色や品種が混ざって」しまったという100球セット(*1)を購入して植えたのだが(2016年11月13日の日記を参照),赤い一般的なスタイルの花ばかりが咲いている。
 販売店によれば,故意に混ぜたのではなく,積み荷の事故によって混ざってしまったので,どれくらいうまく混ざっているかは,わからないという。また,球根を見ただけでは,どんな形のどんな色の花が咲くかは判断できないともいう。だから,もしかすると一般的なスタイルの赤い花ばかりかもしれないし,変わった咲き方をする品種ばかりかもしれないし,それらがほどよく混ざっているかもしれない。この球根のセットは「球根ガチャ」(あるいは「ガチャ球根」)として話題になり,早々に売り切れたらしい。ここでいう「ガチャ」とは,なにが出てくるかわからない,カプセルにはいったおもちゃの自動販売機のことを指している。

SONY α NEX-C3, Oreston 50mm F1.8

さて,赤い花ばかりが咲いているのはなぜだろうか。私がたまたま,うまく赤い花が咲く球根だけを選び出したのだろうか?それよりも,購入した100球のほとんどが赤い花が咲く球根だった,と考えるほうが自然だろう。赤いチューリップは平凡かもしれないが,同じような赤い花がたくさん並んで咲くのも,見ごたえがあるというものだ。
 写真写りを考えれば,もっとぎっしりと詰めて植えたほうがよかったかもしれない。なにせ,100球もあったのだから。

SONY α NEX-C3, Oreston 50mm F1.8

今日は,朝から雨が降っている。チューリップの花には,ほどよく水滴が残っている。ホースで水をかけたときよりも,花びらになじみやすいのか,小さめの水滴がたくさんついている。花には,やっぱり水というアクセントがほしい。自然の雨がいちばん,そうでなければ霧吹きよりも豪快なぶっかけがいい。
 また,雨のためにあまり明るくない。自分自身は雨に濡れたくないので,軒下に鉢を移動させての撮影である。このように,都合のよい場所に花を移動させられるのが,自分で植えた場合の大きなメリットである。とまれ,比較的高感度に設定してもノイズのめだたない,SONY α NEX-C3で撮ることにした。レンズは,最短撮影距離が0.33mのMeyer Oreston 50mm F1.8である。ISO 800相当に設定し,F1.8のレンズを開放で使えば,あまり明るくないところでも,思ったより高速シャッターが使える。
 結果として,背景をじゅうぶんに暗く落とすことができたのはよいが,このレンズは開放で使うと,ややフレアが出るようだ。FOTODIOX Pro ZE-EOSを使ってCanon EOS 10Dで撮ったときには,フレアの激しい個性的な写りを示してくれた(2017年1月21日の日記を参照)。これはFOTODIOX Pro ZE-EOSに組みこまれたテレコンバータの影響だと思っていたが,そもそもMeyer Oreston 50mm F1.8は,フレアが出るレンズだったようである。

SONY α NEX-C3, Oreston 50mm F1.8

チューリップを植えた鉢をチェックしていくと,1つだけ黄色い花が咲くのを見つけた。「すべて赤」ということには,ならないようである。残る球根からは,どんな花が咲いてくるだろうか。まだまだ,楽しめるね。

SONY α NEX-C3, Oreston 50mm F1.8

*1 送料無料 訳ありごちゃまぜチューリップミックス 100球以上 (国華園オンラインショップ)
http://www.kokkaen-ec.jp/top/detail/asp/detail.asp?scode=6861556#toptitle


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